料理をするのが好きな私。上手ではありませんが、作ることは結構好きなので、時間があればちょこちょこ、キッチンに立っています。今晩のメニューは、とろろおろし蕎麦と海老の天ぷら。家族でも何でも、誰かのために料理を作るのって、とても楽しいです。
もちろん、自分だけのために作る料理も出来れば美味しいものがいいし、変わらず工夫もするのだけれど。私が作ったものを、一緒に美味しく食べてくれる人がいるというのは、一人で食べる美味しさの、さらに何倍も美味しいと思います。
ところで、今日料理をしながらふと、思ったことなのですが。本当に料理をすることが好きな人は、自分のためとか、誰かのためとかでなく、純粋に「料理をする」ことに喜びを感じているのではないかしら?音楽とか絵画とか、いわゆる芸術作品もそれと同じで、「創造すること」に喜びを感じる人。それがいわゆる、カリスマ的「芸術家」なのかな、と私は思います。
その上で、自分のことを考えると、私の中で「対・人」というのはすごく重要で、自分の歌や曲を通して、誰かがほんのちょっとでも心を動かしたり、そのことで私の心も動いたりっていうのが本当に嬉しいし、楽しいのです。人とのコミュニケーションの道具として、音楽があるっていう感じ、なのかな。
私が思う芸術家ってのはそうでなく。誰がどうとか関係なく、自分の世界ってのが確固として存在していて、とにかく黙々と造り続ける。そういう強さを持った人。そういうカリスマ的な人に、私はとても憧れます。自分には無いものだから。
でも、やっぱり自分は、何かを通しての人とのやりとり無くしては生きていられない。人はそれぞれに役割があって、私がそういう人間なら、そこをもっともっと大切にしていきたいなぁ、って。そのためにも、音楽をずっと続けていきたいなぁ、って。
蕎麦を茹でながら、そんなことを思った、休日の夜でした。お蕎麦は我ながら、美味しかったよ♡